樹脂加工なら富士工業


樹脂加工について


樹脂を加工する方法には成型加工や機械加工など複数あり、使用する樹脂の種類や要求される加工内容によって、最適の加工方法が使われることになります。
成型加工は大量に製品を生産する場合に最も良く使われる加工方法で、初めに金型を製作し、その金型に樹脂を流し込んで同じ形の製品を大量に作ることが出来ます。

成型加工に使う金型を作るための費用が必要になりますので、大量に製品を作らなくては金型の制作費が多額となるため、出来るだけ多くの製品を製作する必要がありますし、
成型加工は微細な精度を実現することが難しいので、高精度が要求される製品の製作には向いていない面もあります。機械加工は工作機械を使って切削したり
穴をあけるなどするもので、少ない量から大量生産まですることが可能です。

しかし、精度の高い加工は工作機械の性能や加工技術が必要になることや加工内容によっては機械加工が行えないこともありますので、事前にどのような
機械加工が可能であるのかを問い合わせる必要があります。工作機械を所有していれば樹脂の機械加工を行うことも可能ですが、樹脂の特性を理解していなくては、
性能を満たした製品を作ることが出来ないことに注意しなくてはなりません。

その他にも、CADデータから容易に試作品を作ることが出来る光造形や粉末状の材料をレーザーで焼結して製品を作る粉末焼結積層造形など
色々な加工方法が存在します。今後はさらにコンピュータなどを活用して、手軽に樹脂加工を利用出来るようになる可能性がありますが、どのような加工方法を使って
製品を作るのかについては、製品の仕様を決める時や設計を行う段階でも考慮するようにして、より加工しやすく製作費用が安いように製品を作るようにしなくてはなりません。

加工がしにくい内容であった場合には、加工費用が高額になったり設計内容などを再検討する必要が生じる可能性もありますので、樹脂加工方法についても
理解をした上で仕様を決めたり設計を行うことが重要となります。

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